こんにちは、MOCA富田林店の中村です。
10/23に社外研修としてお店のメンバーと共に、BJ CLASSIC を手掛けるブロスジャパン様へ工場見学に行かせていただきました。
アメリカンオプティカル(AO)の日本総代理店から始まり、AO社のクラシックフレームを日本の世、そして世界に打ち出してきた浜田社長。
簡略化された機械製造ではなく、職人さんの手によって作り出されるメガネへのこだわりと、そこに込められた想いを感じてきました。
スケジュール内容全てをお伝えするのは難しいので、部分部分で書いていきたいと思います。
一番最初の工場で見せていただいた、セル生地を使いフロントの形に切り抜く工程。
自動に見えますが、下の台座部分を手で動かしながら形に添ってカットされています。
こちらはフロントに鼻盛りを付ける作業。
ひとつひとつ取り付けるのも熟練職人さんの手によるもの。
パーツの接着剤は筆で塗ると筆毛の跡が乾いた時に残りやすいため、指で塗る方が仕上がりが綺麗になるそうです。
目印無しでパーツを取り付けるお姿はまさに熟練職人でした。
接着剤が乾いたもの(荒削り前)を触らせていただきました。
ここから荒削りによって余分な角を削り、全体的に滑らかにしていきます。
削る際の職人さんの手付きは非常に優しく、繊細な動きでした。
ありがたいことに、見学だけでなくセルフロントの丁番埋め込みを体験させていただきました。
丁番を機械に設置し、レバーを降ろしながら少しずつ熱を加えてフロントに埋め込んでいきます。
セルロイドは材質上発火しやすいため、3秒以上熱を加えてしまうと煙が上がることもあるので慎重に慎重に埋め込んでいきました。
こうやって直に製造工程の一部分に触れて体感できてとても良かったです。
こちらはJAZZのシンボルである飾り鋲。
一枚のプレートからこれだけの数の飾り鋲がくり抜かれていきます。もちろん、くり抜く作業も人の手によるものです。
BJ CLASSICのテンプル丁番にある星のカシメも同じ工程で作られ、そこから次の工程に進みます。
くり抜かれた星のカシメは、ひとつひとつピンに付けられテンプル丁番に埋め込むためのパーツとして姿を変えていきます。
写真のとおり非常に細かい作業を黙々と続けられていました。
時間の関係上、写真は撮れませんでしたが七宝工場でのテンプルやフロントへの塗装光景も見学させていただきました。
複数の塗料を混ぜ合わせ色を作り出し、スプレー塗装を施していくところも印象的でした。
ここまで研修の一部を書かせていただきましたが、振り返ってみても非常に濃厚な一日を過ごさせていただけたと感じます。
複数の工場で職人さんの技を見ることが出来て、一本のメガネが完成するまでの手間と技術、こだわり、そしてその伝統技術からメガネをプロディースする浜田社長の熱意を知ることが出来たと思います。
拙い文章ではありましたが、ここから少しでもBJ CLASSCに興味を持っていただけたら幸いです。